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Q&Areal estate

外注クリエーターでモメた方、お困りの方、参考に

私はサラリーマン時代たくさんの外注デザイナー、イラストレーターの方にお仕事を発注してました。今は逆に発注される側です。
これからクリエーターに発注したいけど不安、という企業様、または過去にトラブルがあった方、制作依頼する企業の立場から注意事項を書いておきます。参考にしてください。
このコーナーは随時更新していく予定です。

発注の仕方について

Q:代理店に頼むか?作家に直接頼むか?
A:
代理店に頼むメリット
・丸投げできる。
沢山の外注クリエーターと契約していて「お好きな画風の方を選べます」というやり方をしている業者は多いです。自分でクリエータを捜す手間や地雷を踏むリスクはないですね。印刷からweb制作、ノベルティグッズ制作、広告媒体の手配まで全部やってくれる大手もあります。
手間がかかりません。

デメリット
・お金かかる。
任せる部分が多いということは代理店にそれなりに払う額も多いわけです。イラスト一枚でも、代理店を通せば、料金の半分は代理店マージンが入っているのが普通です。大手の有名代理店ほど高く取られるものです。また、アニメなどは複数の作家が関わるのでディレクションも大変です。つまり代理店には関わる人が多いほど沢山払わなければなりません。
・社内にノウハウが貯まらない。
任せきりだと社員がアタマ使わなくなりますよね。マーケティング担当者を育てたい企業は頼りすぎないほうがいいです。
ちなみに私が元いたS社では、沢山の外注さんを使っていましたが作家の手配業者や広告代理店に依頼することはできませんでした。やったら自分がプランナーとしての能力がない、と言っているのと同じことですから。

ちなみに私は、今は代理店からのお仕事は基本やらないことにしています。
直接のお客さんとコミュニケーションがあってこそマーケットを勉強できることになり、進歩があると思うからです。
例えば「こういう風に直してくれ」と言われた場合、代理店通しだと、それが誰の意見でどういう理由でなのかは末端のクリエーターにはわかりません。ただ盲従することになります。またゴーストライター化するので自分の仕事をこういう自分のホームページで公開する事ができない場合が多いのです。これではサラリーマンと同じですから。
Q:クリエーターから消費税を上乗せした請求額がきた。免税零細業者は払ってないはずなのに認めていいのか?。
A:
これはよくある誤解です。 

1 消費税は受注者ではなく発注者が払う税金です。源泉徴収する税とは違います。
例えば「5万でやってね。」といったら請求が5万4千円できた時。パッと見では4千円分値上げしてきたようで損した気分がしてしまいます。
しかし、これは誤解です。
発注者は確定申告の時に外税5万4千円だろうが内税5万だろうがしっかり税金とられます。認めなくても丸丸4千円得してるわけではありません。
2 零細免税業者でもじつは消費税をとられています。確定申告の時には相応抜かれているのです。
クリエーターは仕入れがないと思われていますが、交通費でもハガキ代でも消費税はのっているわけで、それも仕入れ額とみなされます。それの消費税を発注者に預けて国税庁に払ってもらう義務があります。

消費税を上乗せは値上げではなく税金を払う仕組み上の事なのです。

また8%が10%に29年4月になります。その時2%分の値上げを認めないと違法になります。26年10月より 消費税転嫁対策特別措置法が実施されて取り締まりが強化されています。
http://www.zei-tenka.jp/measure.html
国税庁は下請けに匿名で内部告発をするように促しています。私の知り合いのアニメーターさんにもアンケートが来たそうです。
違反が発覚すると国税庁のサイトにも企業名が載ってしまうのでご用心。
詳しくは私のブログでも書いたのでご参考にしてください。
http://ameblo.jp/hamunobi/entry-12086505644.html

Q:安くするための依頼の仕方ってありますか?。
A:
あるにはあります。
漠然とした頼み方をされるクライアントさんと
かなり具体的に頼まれる方といます。
前者の場合
「何かいいもの提案してほしい。よかったら採用する。」と言う依頼の仕方をされる場合もあります。
販促系の業界の場合はこういうのが多い気がします。

後者の場合
マンガならネームも出来ている場合もあります。
出版系はわりと指示が具体的なのが多い気がします。

当然ですがどこまで依頼内容に具体性があるかによってクリエーターの料金が全然異なります
「いいものを提案してくれたら発注する。」と言う場合。
受け手は複数案を提案したり、進めながら方向性を確認していく事になります。この間クライアントは他の外注さんに相見積もりとったりするかもしれません。こうなるとクリエーターの作業量は増えるし、途中でボツになるリスクが有ります。
サイトの料金表で公開しているのは最低限価格だと思ってください。どのクリエーターもそうだと思います。
私の場合、漠然とした依頼の場合、企画費やリテイク代を上乗せいたします。
逆に、取りたい仕事は、企画アイディアから複数ぶつけます。

外注クリエーターを安く使いたい場合は、何より依頼前の練り上げ、というよりハラの決め方が大事です。
ご予算も大体で良いので、言ったほうが良いです。
代理店さんの場合「自分のクライアントさんに採用されたらx円」という依頼のされ方もあります。私の場合、そういう仕事は受けないようにしております。

著作権について

Q:クリエーターに「ここに載せるのは著作権侵害。お金ください」と言われた。
A:ちょっとした絵でも描いた人には著作人格権が発生します。これは商標とは別のものです。
問題になるケースは
「このチラシに載せる絵を描いてくれ」と頼んだのに後からホームページにも載せていた。
「このお祭りのキャラクターを作る」という依頼だったのが、そのお祭り以外にも使っていた。
などです。
(作家としては納品物を自由に流用されたらメシ食えませ〜ん。)
出版社では他誌転用などあれば掲載料が別途あるのが常識です。でも広告業などでは「かなりいい加減」というのが私の実感です。
最初にしっかり利用規約を文書で作家本人と交わしておきましょう。
こういうトラブルはイラストやキャラクターが人気が出てから起こるものです。
「彦根のひこにゃん」などの事例がそうですね。
最初が肝心です。
押さえておきたい点は
・依頼の際は打ち合わせ後でも、メールで依頼内容や掲載媒体を書いて送っておく。まだ料金は決まってない段階でもかまいません。
・デザイン事務所などに依頼する場合、採用された絵が、その事務所から頼まれて描いていた別の個人外注さんでそこからクレームが来た、と言う場合があります。依頼先と制作者の契約を確認しておきたい所です。私もサラリーマン時代これで問題にあった苦い経験があります。

Q:クリエーターに制作依頼したものが、他社に「著作権侵害だ」と言われた。
A:オリンピックエンブレムなどその例ですね。
まず、契約書か発注書に作者に対しては「・・もし、著作権侵害の問題があればその責任は、xxで持ちます。」という意味の一節を入れておきましょう。
私の以前いたキャラクター会社は外注さんとの契約書には入ってました。
クリエーター側で困るのはクライアントから「〜みたいな風に作ってくれ。」とディレクションされることです。悩みますです。私が20代で工業デザインやっていた頃、営業の偉い人がよく、他社の新商品をドンと持ってきて「これと同じでちょっと大きくて違うもの!」と言ってくるのには困りました。
こういう指示があって作ったものが告発されればクライアント側も当然共犯者になります。
どうせダメ元でプレゼン用に制作したイラストが「決まってしまった!?」時こそ問題です。
最初が肝心です。